2月 012011
 

この本を読んだのは十数年前、バブル期の最後に残った2泊3日人間ドックに入った時のことでした。

2日間病院に缶詰になるというので、以前友人の斎藤君から薦められていたStephen Kingを読んでみようと思って、「クージョ」ともう一冊(キャリーだったか・・・・)を持って行ったのでした。

表紙もコワイ! クージョ!



読み始めて、アッという間にストーリーに引き込まれ、完全に物語の舞台であるキャッスルロックへ行ってしまいました。
息もつかせぬ展開、読んでいて心臓がドキドキしてくる緊張、まるで眼前で展開されているかのような描写力。
スゴイです。

ストーリーは、『町外れの自動車修理工場で飼われているクージョは、体重二百ポンドのセントバーナード。子供好きで知られていたクージョだったが、ある日狂犬病にかかり、狂気のうちに飼い主を噛み殺してしまう。理由なき苛立ちにかられ、獲物を探し続けるクージョ。そんな事態を知らずに車の修理にやって来たトレントン母子は、その故障した車の中に閉じ込められてしまった。真夏の炎天下の中、夫は出張旅行、その他さまざまな不運が重なったために、救いに来る者はいない。恐れおののき、次第に衰弱していく我が子を前に、母親はひとり敢然とクージョに立ち向かい、決死の脱出を試みるが……。』 (・・・・、こちらもどうぞ)

一晩中「心電図」を付けていた晩に、結局3時位まで止められずに読んでしまい、翌日医師に「ずいぶん遅くまで起きていましたね~」とイヤミを言われてしまいました。

この日以来十数年、娯楽では所謂モダンホラーといわれるジャンルの本ばかり読むようになってしまいました。

この本は、まさに私の読書を根底から覆してしまった一冊です。斎藤君に感謝!

 

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税理士・公認会計士 原科 立郎
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7月 222010
 

もうやがて40年前、私が中学生になったばかりの頃に、E.E.スミス著のレンズマンシリーズ「銀河パトロール隊」という本(とレンズマンシリーズ)を読みました。

これは私の父親(何を隠そう、理事長の原科憲哉)の本だったのですが、勝手に読みました。(この時代には他に同様に父親の本からE・R・バローズのペルシダーシリーズやターザンシリーズ、金星シリーズ火星シリーズと勉強もせず寝る間を惜しんで読んだものでした)

このレンズマン(とそのシリーズ)自体は所謂スペースオペラで、主人公が宇宙を舞台に戦うという内容な訳ですが、登場人物の中に、『アリシアのメンター』という超絶知性体が出てきます。

この『アリシアのメンター』は宇宙の森羅万象如何なる未来の事でも予測して言い当ててしまう、神様よりも神様らしい存在で、全く私の単純さ加減を知らしめる話ですが、自分も『アリシアのメンター』のような知性を持ちたいなどと、すっかりハマッてしまいました。

E.E.スミス 「銀河パトロール隊」              創元推理文庫1966年初版 



もう40年も前の話で記憶があやふやなのですが、この「レンズマン」シリーズの主題が、主人公が精神的に成長して行く内容なので、E.R.バローズの荒唐無稽な作品群とは一線を画した内容で、少年の私にはちょっと高等な気がしたものでした。

あの頃ハマッたまま「超絶知性体」を目指して精進し続けていれば随分と違う人生になっていただろうと思いますが、現実は精進し続けることは無かったのでした。・・・・残念!

「レンズマン」は今から二十年ほど前に映画化され見に行きましたが、実にイメージぶち壊しの内容で、残念ながら見なければ良かったと思う出来でした。・・・・これまた残念!

 

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5月 012010
 

以前「自助論」(サミュエル・スマイルズ)という本を読みました。この本は1858年という、何と私が生まれるちょうど100年前に出版されたそうで、日本では「西国立志論」と題して明治4年に出版され、福沢諭吉の「学問のすすめ」と共に明治の青年たちに広く読まれたそうです。「天は自ら助くる者を助く」という独立自尊のスローガンが当時の若者達を奮い立たせたようです。

私のスタッフ紹介のページにも書いてあるように私はこの言葉が昔から好きで、「座右の銘」という訳でもないんですが、自分にも言い聞かせ、また一つの判断基準にもなっています。

この本は、過去の様々な偉人の事例を挙げて、倦まず弛まず継続的に努力することの大切さが綿々と書き綴られているのですが、作者の文章力のせいで読む者を飽きさせずグイグイと引き込んで行きます。翻訳をされた方の力量もあると思いますが、それだけの古い本であることを感じさせません。(私が読んだのは、竹内均訳、三笠書房版)

私のような一発勝負型の人間には、なかなか倦まず弛まずに継続的に努力するなんてことは難しく、ネオンに灯が燈る頃合いになればついついジョッキに、グラスに手が伸びてしまう訳ですが、この本はそれではいけないんだということを思い出させてくれます。

TKC全国会初代会長の飯塚毅先生は、夜寝る前に寝酒を飲みながらもドイツ語の原書を読んで勉強されたそうです。

自助論を読み、飯塚先生の薫陶を受け、それでも凡人の私は今日も晩酌をしながら下らないテレビを見て、大口を開けて寝るのでした。

 

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