6月 152016
 
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税務調査のシーズンで、何件かの税務調査の立合を行っています。

税務調査は、税務署からお客様のところと事務所の双方に、「いつ頃に何日間の予定で税務調査をお願いしたい」、という連絡から始まります。

税務署の調査官は、基本は10時にやって来ます。我々会計事務所の人間は、30分~1時間前には社長に調査の流れや心構えをお話しして準備します。

調査官が到着すると、まずは社長や重役を交えての挨拶と名刺交換から始まります。

午前中は会社の概況や事業内容、業界を取り巻く環境などのヒアリングが行われます。この際に、「会社案内」や「従業員名簿」「座席配置図」等の提出を求められます。

お昼休みは、調査官は必ず一旦退出して外で昼食を取ってきます。周囲に全く飲食店が無い環境の場合にはやむを得ず会社が用意した昼食を食べる場合もありますが、その場合でも実費を支払います。

先輩の税理士さんからは、「昼飯がてら一杯やって、そのまま帰ってもらったもんだよ」なんて話を聞かされますが、最近ではそんなことはありませんので念のため。

午後からは実際の調査が始まります。

調査官が主に見る帳簿は「総勘定元帳」です。

総勘定元帳を見ながら、特に期末前後の取引や金額的·質的に重要な取引をピックアップして、「領収書」「請求書」「納品書」等の証憑書類を見て行きます。

必ず見られるのは、「売上高」「仕入高」「棚卸」などの期間帰属の適切性です。

人件費(源泉所得税)に関連して「一人別源泉徴収簿」の提出も求められます。

最近の調査では、大量のコピーを取って持ち帰り、税務署へ戻ってからさらに詳細にチェックされることが多いです。

現地での調査が終わってから、早くて2週間、長いと2ヶ月近く掛かって結論が出てきます。

指摘事項があり認めざるを得ない場合には「修正申告書」を作成して提出することになります。同時に修正申告に伴う税額の増差分を納付することになります。

利息に相当する「延滞税」、税金が少なかったことに対するペナルティの「過小申告加算税」は、後日税務署が計算して納付書を送ってきます。

何も問題ない場合には「申告是認通知」が送られてきます。
これは会計事務所にとっては最高の「通信簿」です。


税務調査は会社にとっても会計事務所にとっても鬱陶しい、出来れば遠慮したいものですが、時として社長も我々も気がついていなかった間違えや弱点を明確にしてくれる時もあります。

折角大切な時間を費やすのですから、何かしらプラス材料を見つける時間にするよう心掛けています。


横浜で45年、500社以上の実績
横浜総合会計|中小企業の『経営改善』支援します!

税理士・公認会計士 原科 立郎
http://www.yokohama-sogo.com/
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