大学で学ぶということ

2012年1月25日

 今日の日本経済新聞の「大機小機」に「企業にできる経済活性化策」と題するコラムがありました。


 「日本企業は、基本的な知的能力の必要性を学生に対して宣言すべきであり、このことを通じて学生に企業で必要なスキルを身につけさせ、もって将来の人的資本を蓄積すべし」という主旨でした。


 私が大学生の頃から、欧米の大学は“入るのは簡単で出るのは難しい”のに対して、日本の大学は“入るのは難しいけれど出るのは簡単”と言われていました。


 確かにアメリカにいた時代に、学生達がひなたぼっこをしてビールを飲みながらも教科書を開いていたのにビックリした記憶があります。


 私もご多分に漏れず、「大機小機」に言う、「入試まで必死に勉強してきた学生も、大学に入るとレジャーランドに来たような気分になって、スポーツなどのサークル活動だけに励む学生が多い」の典型でした。


 大学で学べる事を後回しにして、卒業後就職してから学ぶのは並大抵の事ではありません。むしろ“学べない”と言ってしまった方が正しいかも知れません。

『 日本企業は、基本的な知的能力の必要性を学生に対して宣言すべきだ。きちんとした日本語の文章が書けて、英語が読み書きヒアリングでき、財務会計、会社法、数学がある程度わかることが必要だと宣言し、できない学生は入社試験で落とす必要がある。』、という意見には実に納得出来るものがります。


これから社会に出て世界を舞台に活躍せんとする若者達には 私と同じ轍を踏まないよう願うばかりです。


横浜で40年、500社以上の実績 横浜総合会計

税理士・公認会計士  原科 立郎
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コダック破綻 僕のコダクローム

2012年1月19日

 『米コダックが破産法適用を申請』

 古のイーストマン・コダックの栄光を知っている者としては、正に「信じられない」見出しでした。

 私が若かった頃、コダックは富士フイルムやコニカなどが足下にも及ばないビッグネームでした。

 大学時代スキューバ・ダイビングに入れ込んでいた私は、水中写真を撮るのに「やっぱりフィルムはコダックのコダクロームだよね」などと、良く分かりもしないのにわざわざ国産フィルムよりも高いコダック社のフィルムを使っていたものでした。

 ポール・サイモンも、“Kodachrome(僕のコダクローム)”という歌で、「Kodachrome  They give us those nice bright colors   They give us the greens of summers    Makes you think all the world’s  a sunny day」と歌い、コダクロームは世界最高のフィルムの代名詞だったものです。

 コダックの衰退の最大要因は、デジタルカメラの普及で銀塩フィルムの需要が消滅したからです。

 しかし今回報道で知ったのですが、コダックは90年代にまだまだ銀塩フィルムが全盛だった時代に、「選択と集中の原則」に従い、当時はまだ稼ぎ頭ではなかった、でも今から思えば将来成長のタネになった液晶用の光学フィルムなどの事業を外へ切り出してしまったそうです。

 他にもコダック凋落の原因はあるようですが、経営者の読み間違い、選択の間違いによって巨人コダックも落日の日を迎えるという、実に示唆に富む出来事です。

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親知らず

2012年1月17日

 先日、年末よりずっと悩まされていた親知らずを抜歯しました。

 私は元来歯は丈夫な質で、歯医者さんの門をくぐるのは、前回やはり親知らずを抜いた26歳以来、なんと27年振りでした。

 以前から奥歯に虫歯があるという事は認識していて、「これは、何時かは歯医者さんのご厄介になるんだろうな」とは思っていたのですが、年末に夜中に急遽痛み出し、次の日に最寄りの歯医者さんに行ったところ親知らずという事が判明した次第です。


 周囲からは、「歳を取ってから親知らずを抜くと相当痛い」とか「あごの奥には大切な神経が通っているから、下手をすると一生麻痺が残る可能性がある」とか、中にヒドイ奴は「あごの奥には動脈が通っていて親知らずの根が深くて動脈を傷つけて出血多量で死んだ人がいる」とか、“人の不幸は蜜の味”とばかりにワイワイと楽しまれてしまいました。


 やはり年末は『ナニカ』が有った場合困るので年明けにしましょうという事で、先日1月10日朝9時半に出頭して、抜いてきました。


 その結果! 大して痛くもなければ腫れもせずに、「あの大騒ぎは一体何だったのだろう」と逆に寂しいくらいにサラリと終わってしまいました。

 二十数年前には、まず事前の麻酔注射自体が既に『痛かった』し、歯を抜く行為自体も人の痛みは百年でも耐えられるとばかりに『グリグリ』とやられたものでしたが、今回は麻酔針が歯茎に当たったな・・・・、何か歯をいじってるな・・・・、と思っているうちに、「はい抜けましたよ~」って、呆気なさでした。

 事前に散々と、「時代は進歩してますから」と看護婦さんに言われていたのですが、本当でした。


 人間往々にして過去の経験を基に色々考えて判断しがちですが、「無常迅速」。

  虚心坦懐に向き合う事が本当に必要ですよね。


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お正月

2012年1月6日

 今年のお正月は、横浜方面では若干寒かったものの晴天が続き、なかなか良いお正月を迎える事が出来ました。

 また、最近歳のせいで早く起きるようになっているので、25年振りくらいに『初日の出』を観に徒歩10分の鵠沼海岸まで行って拝んできました。

平成24年 鵠沼海岸の初日の出



 しかし、今年は改めて、いつの頃からか日本の正月は実に正月らしくない三日間に変わってしまった事に気付きました。


 デパートやスーパーマーケットは元旦から営業する店が半分、残りの半分も二日からは営業を始めています。


 私が子供の頃には、正月三が日はお店が閉まっているのが『当たり前』。

 電車も相当の間引き運転で、街全体がシ~ンとしていたものでした。


 お正月にもらったお年玉で欲しいプラモデルを買いたくてもお店が開いていないのでどうしようもなく、お店が開く三が日開けを指折り数えてジリジリしながら待っていたものでした。


 ヨーロッパへ行った時に、レストランを含めて大半の店舗が土日に閉店しているのにビックリすると共に、それで経済・生活共に成り立っている事に、ある種の羨望を覚えたものでした。


 「他の店が開いていない時に営業すれば儲かるだろう」、「競合店が開いているのだからうちも営業しなければ負けてしまう」。


 そんな生き馬の目を抜く競争社会を日本は生きている訳ですが、もうそろそろ ”そんなところに幸せは無いんだ” という事に気付いても良いはずだし、大半の人は既に気付いていると思うのですが・・・・。

さて、どうでしょうか。


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年の瀬を迎えて

2011年12月30日

今年もまた瞬く間に年末を迎えました。

毎年毎年、繰り言のように「あっという間ですね~」と言いつつ一年が過ぎて行きます。

今年は3月に大地震と津波があり、その後は原発事故に悩まされたまま年末を迎えました。

被災者の方々、未だ行方の分からない方々には、この年末は如何ばかりの厳しさかと思いを馳せ、心よりお見舞いを申し上げます。

この一年、私どもの事務所でも代表社員古山の死をはじめ、数々の厳しい局面を乗り越えてきた一年でした。

その中で、日本という国はもちろん世界全体が、これまでの「常識」や「経験」が役に立たない、大きな転換期を迎えている事を痛感しました。

これは多くの皆さまも同様に感じられているのではないでしょうか。

一昨日の仕事納めの日に、事務所の職員に、「今年一年間は大変な一年間で「専守防衛の一年」だったけれど、来年は「攻めに行く厳しい一年になる」事を覚悟してくれ、という話しをして締めくくりました。

日本全体のみならず、世界全体が大きな転換期を迎えている今、自らを大きく転換させて、同じように厳しい局面を迎えている中小企業の皆さまと共に、新たな時代を乗り切って行きます!

今年一年間、本当に有り難うございました。
来る年もまた、より一層のご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

皆さま、良い年をお迎え下さい。

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ネットオークション

2011年12月20日

 最近、私の場合は買い物の一手段としてネットオークションが、すっかり根付きました。

 ネットオークションは1990年代にインターネットの普及と共に広がり、日本では1999年にYahooオークションがサービスを開始して以来普及して10年以上になります。


 私も先に始めた妻に教えてもらいつつ、2005年からオークションに参入して以来、CDやDVD、書籍など特に新品に拘らないものを中心に購入し、最近ではまずAmazonなどネット販売店で販売価格をチェックしてから、オークションで探して購入するというように、購入行動がすっかり変わってしまいました。

 また、それに伴い、販売店へ足を運ぶ事がめっきり少なくなってしまいました。


 オークションというと、かつてはクリスティーズとかサザビーズといった、所謂美術作品競売専門業者による美術品や骨董品などの競売というイメージでした。


 しかしインターネットオークションは、個人対個人の物々交換の場をインターネット上で実現したという点で、この世の中の物流に大きな変革をもたらしたと言っても過言ではないでしょう。


  偽ブランド品や違法品の出品、詐欺、個人情報の漏洩など問題点も多々あるようですが、多くの人が、自分の欲しいもの自分が売りたいものを、幅広く自由に交換をすることが出来るこの仕組みは本当にすばらしいものだと思います。

 もし未経験であれば、是非一度お試しあれ。


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YouTube

2011年12月11日

コンピュータの発達、特にインターネットの発達は我々の生活、特に情報の作成・保管。伝達・収集などに大きな変化をもたらしています。

その一つに以前お伝えしたFaceBookがあり、またYouTubeもその一つでしょう。

YouTubeは、インターネット上で動画を共有するサイト(サービス)ですが、実にありとあらゆるといっても過言でない動画(音声)が掲載されています。

記憶に新しいところでは中国船が尖閣諸島海域で自衛隊の艦船に衝突してきた映像が、YouTubeで公開されてしまった事件がありました。

私が最近ビックリしたのは、30年前にアメリカのSan Deigoローカルで流行った、現在CDも発売されていない、Monroesというバンドの「What Do All The People Know 」という曲が掲載されていて、しかもライブ映像でも掲載されているということに、本当に驚きました。

また、本来は著作権の関係などで掲載出来ないであろう動画も多々掲載されていて、ユーザーとしてはそれは『ありがたい』話なのですが、方や『そりゃイカンだろう』とも思うわけです。

しかし『節度を持った使い方を~』などと言っても、動き出した時代の流れはもう止められないのは明らかですから、ユーザーとアーティスト、業界がどこまでどう行ってどう折り合うのか、非常に興味深く楽しみな行き先です。


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ビーチ・ボーイズ

2011年12月2日

今年一番の寒さという日の話題としては相応しくないかも知れませんが、最近ビーチ・ボーイズThe Beach Boysがお気に入りで良く聞いています。

ビーチ・ボーイズというと、憧れのカリフォルニア、サーフィン、ホット・ロッド、金髪のおねえさん、というイメージですが、その通りであり、その通りで無し。

彼らが結成されたのは1961年ですから、なんと50年前、私がまだ3歳の時に遡ります。

私がアメリカ、カリフォルニア、サン・ディエゴへ留学した時、友人からコンパクトステレオを譲り受けて真っ先に購入したのが、 「やっぱりカリフォルニアはこれだよね!」 ということでThe Beach BoysのSurfer Girlでした。

The Beach Boys Surfer Girl



デビューから20年近く経った当時のカリフォルニアでもビーチ・ボーイズはすでにオールドファッションになっていて、ラジオからThe Beach Boysが流れてくる事はまずありませんでした。

サン・ディエゴにはパドレスという野球チームがあるのですが、このチームは’82年当時弱くて(その後強くなりました!)、サン・ディエゴの恥と言われていました。

そんな弱小チームなので、試合に観客を呼ぶのに一工夫が必要だったのか、試合の前に 『前座?』 として、ビーチ・ボーイズのコンサートを開いた事があって、そのコンサートで実際にビーチ・ボーイズを観た事があります。

おなじみのヒット曲連発のノリノリコンサートでしたが、コンサートが終わると野球の試合は観ずにとっとと帰った記憶があります。

数多くあるビーチ・ボーイズのアルバムの中で私が一番気に入っているのは、1985年に発表された、その名も『The Beach Boys』です。

The Beach Boys の 『The Beach Boys』



世の評価はあまり高くないアルバムですが、帰国後間もなく自分がまだカリフォルニアの香りを漂わせていた頃に聴いた、過ぎ去りしSan Diego時代へのオマージュなのかも知れません。

とにかく、ビーチ・ボーイズは(一部の曲を除いて)、明るくて、今の時代を乗り切るBGMとしては最高!ですよ!


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オリンパス

2011年11月15日

 多忙を極め、随分サボってしまいました。

 この間に、オリンパスが大変な事になっています。

 「飛ばし」を使った、長期に亘る巨額の粉飾。

 二昔前に「飛ばし」が問題で破綻した山一証券から十数年経った今でも、まだまだ企業財務の闇の深さを思い知らされる事件です。


 オリンパスは子供の頃から親しみのある会社でした。


 小学生の時に買ってもらった顕微鏡がオリンパス製、中学の時に初めて買ってもらった自分のカメラはオリンパスの『トリップ35』、その後父親の1眼レフカメラを自分のものにしてしまったオリンパスの『OM1』。ちなみに、オリンパスは内視鏡では世界シェア75%だそうです。

 発端は財テクの失敗との事のようですが、なぜ損失の隠蔽で失敗して消えて行った幾つもの会社に学ばなかったのかは不思議であり、また残念です。

 しかし全くマヌケなのは監査法人でしょう。

 前任のA監査法人がこの問題に気付き会社と対立して会計監査人を辞任したというのに、その後釜にノコノコと座ったS監査法人はメンツ丸つぶれでしょう。 まあ、長年に亘ってその粉飾に気付かなかった (のか黙認していたのか・・・・) A監査法人も同罪ですが。


 とは言うものの、監査法人をあまり責めるのが酷な事は、以前その内部にいた私としても判っています。

 実際に現在の監査時間、監査従事人数(それを賄う監査報酬)では、なかなか十分な監査は出来ないのが現実です。

 報酬のせいにしてはいけない事は重々承知していますが、我が国の監査報酬の平均額は、アメリカの15%程度だそうです。

 また、一般の方がイメージする会計監査の精度と、実際の会計監査の精度には開きがあり、そのエクスペクテーション・ギャップはなかなか埋められないのが現実ではあるのです。

 企業の隠蔽衝動と会計監査は、これからもいたちごっこを繰り返して行くのだと思うと、公認会計士の一人としてちょっと空しくなりますね。


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同窓会

2011年10月25日

 昨日、昔の友達とほぼ30年振りの同窓会を開きました。

 話はさかのぼる事30年、1981年に渡米した私は、San Diego State Universityの英語学校へ入学しました。

 そこで知り合った友人が、ColoradoのTrinidad State Junior College(TSJC)へ進学したので、その後 San Diego から Amtrak で24時間掛けてTrinidadへ遊びに行き、付き合いが始まったのがこの仲間達です。

 Trinidadへは、その後も私がアメリカ横断旅行をした際の往路・復路2回訪れ、中でも齋籐篤氏とは以来30年間の親友になりました。

 うちの事務所のHPにも登場してくれている㈱常盤仙の社長が彼です。

 30年の歳月を経て、お互いに(見る影もなく?)変わってしまっているような、何も変わっていないような、ついこの前分かれたばかりのような、長い30年という歳月がしっかりと時を刻んでいるような、不思議な親近感で、6時からあっという間に10時の閉店を迎えてしまいました。

 この同窓会は、今年の7月にこのブログ(スゴイ!Face Book)で紹介したFace Book から生じた会で、Face Bookを通じて、一部音信不通だった仲間が再び繋がって開催されました。

 このIT社会だからこそ開けた会で、やってる事自体はすごくアナログなのに、実はもの凄い技術と発想に支えられているという事を再認識しています。 

 会の途中に、買いたてのスマホで、使い方が良く分からないまま写真を撮ってFace Bookにアップロードしたのは言うまでもありません。

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